製品情報
原産地: 中国(本土) | 銘柄: 鑫鼎 | モデル番号: QRG-01 |
適用: 半導体、発光ダイオード(led)、太陽エネルギー、医療機器、照明、化学、航空宇宙など | 形: 円型 | 次元: お客様の要求により |
科学的構成: SiO2 >99.99% GE214 HSQ | 色: 不透明 | 軟化点: 1683℃ |
徐冷点: 1215℃ | 歪点: 1120℃ |
包装
包装: パッキング,木製カートンの箱またはお客様の要求により |
光ファイバー用半導体用石英リング
お客様の要求によって 火磨くこと、曲がること、つまむこと、粉砕などの各種の形, サイズを製造することが可能である。
1.コストを抑えて製品価格が低い。
2.精度が高い
3.良質の材料:GE/HSQで純度が高く、シリカ > 99.99%。
4.耐熱性が高く、 紫外線領域の透過が良好で、 高温の下で一流の化学安定性がある
5.サンプル注文が可能である。
6.品質がお客様の要求に達していない場合は手直しを受け入れる。
次世代の18インチ(450mm)を視野に、大口径旋盤やマシニング加工設備を導入し、12インチ(300mm)ウエハー向け炉心管など大型製品の製造技術を確立しています。
最新鋭のNC加工機による精密研削加工、細穴穿孔加工など精密微細加工技術を確立しています。
また、ガス導入管の細穴加工などレーザー加工機による任意曲線切断加工も可能です。
火加工以降のすべての工程をクリーン環境で行うことで、製品のコンタミネーション(汚染)発生を極限まで抑えています。
特に、出荷検査・最終洗浄・減圧パッケージの工程はクラス1000以下の徹底したクリーン環境で行われ、汚染のない状態のまま納品することができます。
スペースの許す限り、石英ガラスは元の輸送容器にて保管して下さい。
もしこれが不可能な場合には、尐なくとも包装はそのままにしておいて下さい。
石英管の場合は、使用時まで両端のカバーははずさないで下さい。
これによって両端の欠損を防ぎ、石英管の純度と性能を損なう埃や湿気から守ります。
洗浄度が要求される用途では、次の手順をお薦めします。
製品、特に石英管は、脱脂剤を加えた脱イオン水または蒸留水で洗います。
そして石英ガラスを7%(最大)の弗化水素アンモニア溶液に10分間以内、または10vol%(最大)の弗酸溶液中に5分以内漬けておきます。
表面をエッチングすることによって、表面上のあらゆる汚れと一緒に尐量の石英ガラスが除去されます。
ほこりを引きつけ、後の加熱の際に失透をもたらす水滴跡をつけないために溶融石英を脱イオン水または蒸留水で数回洗浄し、直ちに乾燥させます。
さらに汚染の可能性を減らすために、石英ガラスの取扱いは慎重におこなってください。
常に清潔な手を使用することも大切です。半透明石英管を洗うことは避けてください。
水や酸溶液は半透明石英管の多くの毛細管部分に侵入しやすいからです。このため、その部分を後で急速に高温まで加熱すると、石英管が破裂する可能性があります。
■物理特性
石英ガラスの物理特性は、他のガラスとほとんど同じです。
圧縮に対して非常に強く、設計圧縮強度は1.1×109Pa(160,000psi)を上回ります。
いかなるガラスでも、表面にキズがあると本来の強度が著しく減尐し、引張り強度も大きな影響を受けます。
表面の状態がよい場合、溶融石英の設計引張り強度は4.8×107Pa(7000psi)を超えます。
実際には、0.68×107Pa(1,000psi)の設計応力を一般的にお薦めします。下の表に、標準的な物理特性データを示してあります。
●透明石英ガラスの標準的な物理的特性特性 | 標準値 |
比重 | 2.2×103kg/m3 |
硬度 | 5.5-6.5(モース) 570KHN100 |
設計引張り強度 | 4.8×10 Pa(N/m )(7000psi) |
設計圧縮強度 | 1.1×10 Pa(160,000psi) |
体積弾性率 | 3.7×10 Pa(5.3×10 psi)6 |
剛性率 | 3.1×1010Pa(4.5×106psi) |
ヤング率 | 7.2×1010Pa(10.5×106psi) |
ポアソン比 | 0.17 |
熱膨張率(20℃~320℃) | 5.5×10 /℃ |
熱伝導率(20℃) | 1.4W/m・℃ |
比熱(20℃) | 670J/kg・℃ |
軟化点 | 1683℃ |
徐冷点 | 1215℃ |
歪点 | 1120℃ |
固有抵抗(350℃) | 7×107Ωcm |
特性 | 標準値 | |
誘電率 (20℃/1Mz) | 3.75 | |
耐電圧 | 5×107V/m | |
損失係数 | 4×10-4以下 | |
散逸係数 | 1×10-4以下 | |
屈折率 | 1.4585 | |
収縮性(nu値) | 67.56 | |
音速(横波) | 3.75×103m/s | |
音速(縦波) | 5.90×103m/s | |
音波減衰率 | 11dB/mMHz以下 | |
透過率(700℃) cm2 mm/cm2 sec.cm of Hg | ヘリウム | 210×10-10 |
水素 | 21×10-10 | |
重水素 | 17×10-10 | |
ネオン | 9.5×10-10 |
■熱特性
石英ガラスの最も重要な特性のひとつは、熱膨張率が極めて低いことで、5.5×10-7/℃(20~320℃)です。
この係数は、銅の値の34分の1、ボウケイ酸ガラスのそれの7分の1にすぎません。
このため、特に光学板、鏡、炉の窓の他、温度変化への感応を最小限にとどめなければならない精密な光学的用途に使用されます。
これに関する他の特性は、非常に高い耐熱衝撃性です。例えば、溶融石英の薄片を1500℃以上に急激に熱し、水に入れても壊れません。
●温度の影響
石英ガラスは室温では固体ですが、高温ではガラスのような状態になります。
結晶質のように明確な融点はありませんが、かなり広い温度範囲にわたって軟化します。
この固体からプラスチック状への移行を変態領域と呼び、温度上昇に伴う粘土の連続的変化で識別されます。
●粘度
粘度とは、物質が剪断応力を受けたときの流動抵抗の尺度です。
「流動性」の範囲は非常に広いため、粘度尺度は通常対数表示されます。
粘度を表すガラス用語には、歪点、徐冷点、軟化点があり、それぞれ以下のように定義されます。
歪点 :内部応力が4時間で実質的に解消される温度。これは1014.5ポアズの粘度に相当します。(1ポアズ=1ダイン/cm2秒)
徐冷点:内部応力が15分で実質的に解消される温度。これは1013.2ポアズの粘度に相当します。
軟化点:ガラスが自重で変形する温度。これは約107.6ポアズの粘度に相当します。
●失透
失透や粒子発生は、溶融石英の高温での性能に限界を設ける要因です。
失透には、核形成と結晶成長という二段階の過程があります。
一般に、溶融石英の失透速度が遅いのはクリストバライト相の核形成が表面だけで起こることと、結晶相の成長速度が遅いという2つの理由によります。
石英ガラスの核形成は、一般に、アルカリ元素や他の金属によって表面が汚染されることから始まります。
モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズの石英のような不定比(non-stoichiometric)な溶融石英では、この不均一に発生する核形成の速度が、化学量論的(stoichiometric)な石英材料に比較して遅いことが知られています。
■光学的特性
光学的透過性は種々のガラス状シリカを区別する手段となっていますが、これは透明度が素材の純度と製造方法を反映してるからです。
特定の指標は、UV(紫外線)遮断と紫外線吸収245nmと2.73μmでの吸収帯の有無です。
厚さ10mmのサンプルのUV遮断域は155~175nmで純粋石英ガラスにとってこの遮断値は、材質の純度を反映するものです。
遷移金属不純物の存在によって、遮断値はより長い波長の方へと移動します。
例えば、石英管にチタンを添加するなど、望ましい場合にはUVの吸収を増加させるために意図的な添加が行われます。245nmの吸収帯は、還元されたガラスの特徴であり、電気的溶融によって作られたものであることを示しています。
ガラス状のシリカが、「湿式」工程、例えば酸水素溶融や合成法によって作られた場合、構造的に含まれている水酸基イオンの基本的振動帯が2.73μmで強く吸収します。
●UV遮断
透過曲線が示すように、石英管のUV遮断値(厚さ1mm)は160nm以下で、
245nmでは微量の吸収を示し、水酸イオンによる吸収は識別できるほど吸収はありません。
石英管は約100ppmのチタンを含有していますが、肉厚1mmのサンプルでは、230nm以下でUVを遮断します。
肉厚1mmのサンプルでは、赤外線領域は、4.5~5.0μmです。
石英ガラスは、赤外線放射の透過材として、非常に効率のよいものです。
赤外線透過は、4μmまでで起こり、2.73μmの「水吸収帯」では僅かに吸収します。
これ以外の肉厚における透過率は、以下の式で計算できます。
(T=小数点で表される透過率、R=一面に対する表面反射損失、e=自然対数の底、α=吸収係数cm-1、t=厚みcm)
T=(1-R)2e-αt